EL Tendre テンドレ オリーブオイル スペイン産

春のオリーブspring

冬眠から目を覚ますように、成長の止まっていた枝先は復活します。最初は少しずつ、次第に勢いを付けて伸びてゆきます。晩春には、昨年に伸びた枝に小さな花芽が付き、数ミリの花を咲かせます。一昨年に伸びた枝は、二度と花を付けません。実や新芽を支える役割を担うのです。そして、花は落ち樹下には花の絨毯が広がります。

夏のオリーブsummer

花の終わった花房の後に小さな実が宿ります。灼けつく陽射しと黄土の大地が、小さな実を育てます。オリーブ畑には日陰を求めて鳥や虫、蛇やウサギが集います。其処は数千年の時間を費やし、人々が造り上げた大地を覆うコロニーです。人間自身もオリーブ畑に集う生き物なのです。

秋のオリーブautumn

実は重量を増し、空に伸びた枝先は頭を下げます。春に落ち花絨毯だったオリーブ畑は、葉の更新により枯れ葉の絨毯になります。役目を終えた葉は命を絶ち土に還ります。朝晩の大気が冷えてくる頃になると、実は赤く染まっていきます。実を抱えた枝は、枝先が大地を枕にするほどの重量になります。晩秋、人々は時を忘れ収穫に励みます。

冬のオリーブwinter

畑から人々は去り、オリーブ畑は静寂に包まれます。そして、暑い日差しと引き替えに恵みの雨の恩恵を受けます。オリーブの木は新芽の伸びも葉の更新も止まり、じっと滋養を蓄え春を待ちます。根元や幹は樹皮が裂け、新たにコブが隆起します。コブは縦に繋がり根と葉を繋ぐ幹になります。
全ては春の為に。

冬のオリーブ